公式発言

公式発言より

令和3年2月定例会

●地域公共交通の維持について
地域公共交通は、我々の移動を支える存在であり、バス、電車、船など地域内外のネットワークとしての機能を有しております。地域公共交通は、通勤、通学、通院などの社会基盤となる地域の心臓・血流と言って過言ではなく、いったん失われたら、路線の再生は困難となります。私は、地域公共交通については、経済的な効率性の追求ばかりではなく、車に乗れないお年寄りなどに配慮した福祉的な視点も必要であり、特に中山間地域においては、地域づくりや人口減対策の根幹であるとの認識の下、改めて存在意義について整理し確認することが必要ではないかと考えます。そして、県、市町、事業者、住民が協力し、地域の実情に合った公共交通の持続可能なシステムづくりを構築していくことが課題となり、広島県としても、国への提案活動などにおいて、地域公共交通を守るための新たな財源措置や制度改革を求める動きを講じるべきではないかと考えます。
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